古本業には、大手は絶対に参入しないと言われていた業種です。
しかしその常識も過去のもの!バブルがはじけて、大手がそれまでの古本業界の常識を覆す販売方法で一気に増えてきました。
そのせいもあり、既存の小さな古本屋さんの売り上げは激減し、どんどん店を閉めていったのです。
しかし、売り上げ激減の背景にはもう一つの理由があります。
それは、子供達の変化です。20年近く古本屋を経営していますが、
年々、子供が(大学生も含め)本はおろかマンガ本ですら、じっくりと読まなくなっているのです、というよりも読めない環境になってしまったというのが、2つ目の理由だと思われます。
ゲーム、携帯、パソコンが普及するにつれ、今まで本を読む時間がそれらに取って代わってしまったのです。
パソコンや携帯中毒が今や社会現象にまでになっているのが現状です。
そうした子供達が大人になってきているので、ますます漫画を読む人が減ってしまったのです。
漫画家のエネルギーを読み取ろう!!
漫画家の初期の作品には、作者のエネルギーが強く感じ取れる作品が数多くあります。例えば!!
週刊「ジャンプ」に掲載されていた「キン肉マン」というマンガが、いまだに読まれています。20年以上前に爆発的に売れたマンガであるが、今でも売れていきます。
現在は「キン肉マンU」が書かれていますが、初期の作品の「キン肉マン」も売れるのです。なぜか?とお客さんに聞いてみたら、理屈ぬきに面白いと言うのです、不思議に思い、読みなおしてみました。
初期の作品の「キン肉マン」は,前半は絵もあまり上手くなく、ストーリーもはちゃめちゃな展開ではあるが・・確かに面白い!!
なぜだろう?と考えてみた。。。
キン肉マンの作者「ゆでたまご」(原作者と漫画家の2人組)はその時は無名であったが、メジャーになりたい!と日夜、頑張っていた時期で本人たちの、新鮮な創作エネルギーが、ストレートに作品にぶつけられたのだと思いました。
そういった作者のエネルギーを、読み手が無意識のうちに読みとっているので、20数年前のマンガでも今だに売れていくのだと思ったのです。
これは一つの例であり、そういったマンガは他にも数多くあります。
皆さんも、今売れているマンガ家の初期の作品を読んでみると、作者のエネルギーを感じとれ、また新しい発見が有るかも知れません。
まんが専科のおやじのつぶやき!!
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